大津K邸

琵琶湖

経過報告

9月3日 現況写真    母屋   蔵,庭
9月20日 基本設計完了  模型写真  プラン
10月 実施設計中   杉材のヘリコプター搬出 自然素材で家をつくろうとすると 経済の取り巻く環境と自然素材 の時間がうまくいかない この50年新建材を使い続けてきた理由はここにあります いつもずぶぬれの米松でつくり続けて2年後の姿にがくぜんとしてきたがなんとかこの家ではベストをつくしたい    

設計 施工の一般的な流れからははずれますが 木造の本来の良さを追求すると 早めに材料を発注して乾燥期間を設けるしかありません コストのことから2Fの現わしの横材のみを国産の杉(葉枯らし材)とし 施主に頼んでこの変則的なやりかたを了解してもらいました

左の写真は杉材をヘリコプターで搬出しているところですが 日本の急斜面では他に方法がない 3分に一回ぐらいの間隔で飛んできます下での作業がまにあわないくらいです

11月 実施設計70%  この時点で見積もり作業もはじめるコストの意識も徐々に厳しさを感じはじめるころです
12月 既設の建物の再利用部材をとるため大工さんとこの建物に泊まり込んで手壊しの解体作業にはいる

建て具 天井の板 床回り 銘木ばかり 取れるだけとろうとがんばりましたが5日くらいで疲れ果てておしまい でも結構とれました 70年経った建物ですが天井板の釘は新品のようでした 良く乾いたいい材料が使ってあったということですね

解体作業後の写真  蔵は新築のあと取り壊します 北面の改装の際のやりかたがまずく水が回って土があらわれています 屋根の葺き替えを含めるとけっこう金がかかります 庇がでていますと まだもちはいいのですがこのての蔵は他の物を見ても妻面がやられているのがおおくあきらめることになりました
1 月6日 地鎮祭