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荒壁

                           安曇野の家-構造

                         養老の家-構造

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荒壁貫構造.....日本の奈良京都に残っています古建築の工法で伝統工法と呼ばれます。

貫と荒壁でつくられる構造方式のことです。

古建築が何百年何千年と生きながらえているという事実から見直されている工法ですが

現代のような短期間建築が普通になりつつある状況ではほとんど見かけない工法となってしまいました。

現代の普通の家は筋交い構造といって筋交いをつけた耐震壁だけが地震に耐えるために

耐震壁に損傷がでますが、

荒壁貫構造では家全体の壁が地震に耐える構造なので大きな損傷はおきません。

上の写真を見ていただくと梁と土台,梁と桁材の間に横方向に何本も横材がついています

これが貫という材料で地震や強風に耐える力をつくります

住宅では3センチ×12センチ程度、楔を打ち込んで固定します

                            安曇野の家-竹小間舞

                          養老の家-竹小舞

荒壁

上棟で貫まで入ると今度は土をつけるための下地を竹と縄で貫に留めていきます。

この竹と縄は土の中にあると何十年経っても経年変化せず新しいままなのが不思議です。

                    養老の家-土に水を合わせてポンプで圧送

                            養老の家-荒土塗り

竹小舞を編み終えるといよいよ荒土を塗り込んでいきます。

荒土は表裏一回ずつ、乾燥を待って中塗りを表裏一回から数回

それからようやく仕上げになります。

                         安曇野の家-荒土の上に中塗り

                       安曇野の家-中塗りが終わった壁

土を塗り込んだどっしりとした壁は人と自然の調和の壁

木の家ならではの壁です。

荒壁貫構造の家づくりを目指す御家族を募集しております

(依頼から完成まで2〜3年かかります。予算60万/坪〜材料代と手間代)

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現場写真いろいろ

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